いかめし

「いかめし」といえば北海道の森駅の駅弁が有名ですね。函館朝市の「いかめし」も有名ですが、森の「いかめし」には足元には及ばないでしょう。昔はよく森まで「いかめし」を買いに行ったものですが、今では自分で食べたいだけ作っていますので購入することがなくなってしまいました。作る人それぞれの味付けがあっておいしいんですよね。あとから「いかめし」レシピをご紹介していきましょう。

森のいかめし

全国の百貨店の北海道物産展や駅弁フェア、うまいもの市などでひっぱりだこの「いかめし」。毎年恒例になっている、東京都新宿にある京王百貨店のお正月の催事の「元祖有名駅弁とうまいもの大会」では、常に販売量トップの座をキープしています。このトップの座に君臨するのが函館本線森駅の「いかめし」を作っている会社なのです。明治36年6月に森駅が開業すると同時に駅構内で「いかめし」を販売し始めます。甘辛い味付けのいかにもっちりしたもち米とうるち米がつまった「いかめし」は、瞬く間に人気の駅弁となりました。駅で販売することにより旅行者などに知られ、「いかめし」の人気は全国へと広まっていったのです。2個入りで470円という値段の安さも人気の理由の一つでしょう。森駅構内はもちろんのこと、森駅の目の前の個人商店でも販売しています。とても小さな森駅ですが、この「いかめし」人気で、全国に森駅の名前も知れ渡ることとなりました。現在では海外の物産展に参加するまでに「いかめし」は成長しました。

いかめしの誕生

「いかめし」に使われているいかはスルメいかです。今でも函館の沖や森の噴火湾ではいか漁が盛んですが、200グラムを超えるスルメいかはスルメの加工向きですが、小さいものは漁カスとして使うしかありませんでした。いかめしが考え出された当時は米不足もあり、米が配給制になろうかという時代でした。いかめしはわずかな米で数個のものが作れ、満腹感と腹持ちのよさで人気が出ました。森のいかめしは全て手作業の手作りです。味付けは昔から変わっていません。この小さめのいかに、もち米とうるち米を混ぜたものを詰めて煮詰めた「いかめし」を商標登録していますので、本物の「いかめし」と呼べるものはこの森駅で「いかめし」を販売している会社の「いかめし」だけです。固定販売はJR函館本線森駅構内と地元商店である駅前の個人商店だけになります。(最近では近くのコンビニエンスストアでも置いていることがあるそうです)昔は駅構内に「いかめし〜いかめし〜」の声が響き渡っていましたが、現在は列車の窓も開かず停車時間も短いため、名物だった売り声も聞かれなくなりました。元祖「いかめし」の目印は、小さな箱に赤いパッケージで「いかめし」と白字で書かれたものが、本家本元の「いかめし」です。もちろん「いかめし」は函館の名物でもありますが、森の「いかめし」の知名度には勝てませんね。

いかめしの作り方

「いかめし」は、函館近郊の家庭では購入せずに自分で作ることが多いようです。家庭によってレシピも微妙にちがうようですが、ここでは筆者の「いかめし」の作り方を紹介しましょう。普段は味を見ながら適当にしょうゆや酒を入れていくので、あくまで目安にしてください。味を見てしょうゆ、みりん、酒の量の加減をしてくださいね。

いかめし

材料

スルメいか 4杯 ・もち米 1合 ・生姜 少々 ・水 3カップ ・しょうゆ 大さじ3 ・酒 大さじ3 ・砂糖 大さじ2(みりん 大さじ2)

作り方

通常は砂糖ではなくみりんを使います。照りもでますし見た目もいいのですが、自分はみりんの甘さがダメなので砂糖を使います。

  1. もち米を洗って2時間以上水につけたあと、ザルにあげて水気をきります。
  2. いかの足と腹わたをとってきれいに洗います。足も入れる場合は洗って細かく刻みます。
  3. いかの中にもち米を7分目くらいまでいれます。自分は少しずつ小さなスプーンで入れていき、トントンと軽く下に叩きつけて、米が詰まった状態で7分目にしています。
  4. 爪楊枝でとめます。
  5. 水にしょうゆ、酒、砂糖(みりん)、生姜を入れて沸騰させ、いかを並べていきます。一度沸騰がおさまりますので再度沸騰するまでは強火で沸騰後は中火で煮ていきます。
  6. 40分ほどでできあがりますが、米の詰め方によって時間は変わってきます。自分は味をしみこませたいので1時間以上火にかけます。注意しなければいけない重要なことがあります。いかに米を詰めすぎると煮ているうちに膨らんで、いかが裂けて中から米が出てきてしまいます。煮汁の中に漂う米粒・・・火が強すぎるというのも原因の一つなのですが、これを我が家では「いかめしの悲劇」と呼んでいます。

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